5月26日付の宇部日報に掲載していただきました。
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山口市小郡下郷のNPO法人福祉の店アミーチ(西村所長)は、アイデアと機動力を生かして、就労移行支援事業、自立(生活)訓練、介護用品の販売・レンタル、一般廃棄物処理業、フリーマーケットなど多種多様な事業を展開。地域の人々の目の前で障害者が働く姿を見せ、多くの利用者を一般就労に結び付けて、注目を集めている。
施設はJR新山口駅在来線口前の商店街の一角にある。現在は十七人が利用しており、宇部市からも四人が通う。メーンはリサイクルショップと便利屋。家庭や事業所の片付け、草刈り、諸雑務に利用者と職員で出掛け、持ち帰った不用品をきれいに磨き上げてリサイクルショップで販売する。
商品には磨いた人の名前が記され、給料に反映される仕組みだ。
日常作業ではこのほか、段ボールや古紙回収、メール便の配達にも取り組む
。芸術活動としてPタイルモザイク画、手彫りグラス、木工クラフト、刺し子、銅版画なども制作・販売している。
利用者の工賃は月三〜四万円程度、二〇〇二年度以降の就職者は計二十三人に上る。
「福祉政策や人々の心のバリアフリー化が進めば、私たちの事業は不要になる。軽度の障害者の就労移行が進むことで、予算配分が重度の障害者に回ることを期待する」と西村所長。
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写真は店内リサイクルショップ